2012年6月4日月曜日

第4回「月寒サミット」を開催


5/29(火)、月寒サミットを開催しました。
4回目を迎える今回の学習テーマは「糖尿病」。
勤医協中央病院の伊古田明美医師を講師に迎え、糖尿病診療の最近の動向と
診療所におけるマネージメントについてお話ししていただきました。

2型糖尿病患者の20年間の縦断的病像変化をまとめた結果をもとに、
合併症の発症と進行、治療や病態の多様化などが詳細に報告されました。
また、具体的な症例を提示しながら糖尿病発症と生活背景との深い関わりや
医療者だけでなく社会のネットワーク支援が必要なことなどが話されました。




診療所に来る患者さんと重ねながらお話しを聞き、今後の診療に活かすヒントを
たくさん見つけることができた学習会となりました。


2012年6月2日土曜日

月寒フェスタを開催!


317()、家庭医療センター・教育診療所としてスタートした月寒ファミリークリニックの1年間の医療活動を振り返る「月寒フェスタ」を開催しました。
職員、研修医、医学生など40名が参加しました。


はじめに、札幌医科大学看護学科の今野美紀准教授より「看護の視点から見る家族そして地域の見方」の学習講話で
患者さんの背景にある家族や地域を新たな視点で見るポイントとや医療連携の重要性を学びました。


続いて、月寒ファミリークリニックのスタッフがチームとして取り組んできた1年の活動を振り返り前進できたことを発表しました。


看護部門は、新たに午後外来を開始し認知症や療養指導の必要な患者さんとゆっくり関わりながら患者さんの療養を支えることができた内容や、
様々な困難を抱えながらも自分らしく生きたいと願う患者さんの在宅生活を医療と介護の連携で支えてきた訪問診療の事例を報告しました。


事務技術部門は、月寒地域フィールドや患者塾など地域を知る活動、より良い医療提供のために行なってきた多職種連携や全職員での気にカン
医学生とともに学んだ地域医療・チーム医療、収益確保のために職種の枠を超えて役割を発揮して奮闘してきたこと、そして様々な取り組みを通して
職員同士の絆を深めてきたことを撮りためてきた写真とともに振り返りました。


また、医学生・研修医からは「自分が思い描いている家庭医療がここで実践されていた」「疾患だけでなく生活背景を見ることが大切と学んだ」
「職員一人一人がとても大切な存在であり、みんなが助け合って患者さんを支えていると解った」「月寒での経験を通して視野が広がった」など、
月寒ファミリークリニックでの実習・研修を通して学んだことを発表してくれました。


泉・寺田両先生を先頭に新たなチャレンジを行なってきたこの1年はみんなの宝物となり、2年目へ向けて力を併せていこうと誓い合いました。



(写真のロゴマークは卵の殻で作ったものです!!