2015年10月17日土曜日

家庭医療センター全職員会議

10月10日(土)〜11日(日)の2日間、家庭医療を実践する月寒・余市・黒松内診療所と小樽診療所の職員、北海道勤医協内の診療所で研修中の研修医、合計37名が集まり「家庭医療センター全職員会議」を開催しました。

この会議は、北海道勤医協家庭医療センターが目指す「①多職種による地域医療展開②医療チームとしての医師養成と職員養成③診療所のネットワークづくり」を進めるために、家庭医療センター診療所の職員が一同に会し、家庭医療・地域医療についての学習や多職種連携教育についての学習、そしてそれぞれの診療所の活動を交流する場です。

1日目 1つ目のセッションは小樽診療所の活動を学びました。小樽診療所中井所長による講演では、健康の社会的決定要因:ソリッドファクツに照らし合わせながら、患者さんの病態はじめ生活や環境などが健康(病気)にどのような影響を及ぼすのかを解説しながら、診療所は患者さんを診るだけでなく地域と地域住民をまるごと診る役割があることが話されました。また、小樽診療所で取り組まれている様々な地域活動が紹介され、診療所周辺地域の人口動態や生活環境などを詳細に分析し、小樽診療所がその地域の中でどのような役割を果たすべきかが具体的に練られ実践されており、各診療所での今後の医療活動に生かしていきたいヒントをもらうことができました。

2つ目のセッションは、地域活動の定義や目的を考えるグループワークを行いました。日常の医療活動の中で地域活動と思うものは何か?どのような目的で地域活動を行っているのか?また地域活動を行うことによって地域にもたらす影響は何か?などをディスカッションしました。

ディナーセッションでは、各診療所の特長的な活動紹介や医師以外の職種が全国学会で発表したポスター紹介が行われ、互いに刺激を受けながら楽しく交流することができました。

2日目 3つ目のセッションでは、各診療所から看護師・事務・検査技師・研修医がそれぞれ診療所を経験して学んだことや成長したことを発表しました。診療所のチームの一員として、専門職種として、また個人として求められているものを自分なりに受け止め実践を重ねている様子が参加者の心に響きました。そして、人間中心の医療・ケア、プロフェッショナリズムなど6つのコンピテンシー(目指すもの)をテーマに沿ってそれぞれの職種がどのような活動をしていきたいか?その活動を進めるためにチームとしてどんな取り組みができるか?などをディスカッションしました。

「この2日間で学んだことを、各診療所に持ち帰って日常の医療活動に更なる広がりをつくっていきたい!」と、参加者みんなで決意を新たにし終了となりました。

2015年10月6日火曜日

「親知らず子知らず」が咲きました



 北海道も徐々に秋が深まり、冬が近づいてきています。そんな雲一つない秋晴れの一日、クリニックの花壇に「コルチカム」がきれいに咲いています。
 この花の別名は「親知らず子知らず」。葉は春に出てきてその後姿を消します。秋に花だけが咲くのでこの名前が付いたようです。この花も1週間程で無くなるので、見ごろはほんのわずか。少しさびしいですが、本当にきれいです。
 さて月寒ファミリークリニックは、1年で一番忙しいインフルエンザワクチンの時期を迎えます。多くの子どもたちがインフルエンザにかからないようにと願うこの頃です。

2015年10月3日土曜日

月寒サミット「妊娠と授乳と薬」

当院、薬剤師澤井講師による「妊娠と授乳と薬」についてのお話がありました。
妊娠中や授乳中のお母さんの受診もあり、みんなでで学習しました。
これからも、みなさんが安心して受診できるクリニックをめざし日々励んでいきたいと思います。